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Kanimamanの元気人対談


今月のゲストは全米アスレチックトレーナー協会
公認トレーナー稲葉晃子さん

「“寝るだけ”ストレッチで、 姿勢、歩く姿、
プロポーションも美しく」

こんにちは、蟹瀬令子です。
今回は、スポーツトレーナーの稲葉晃子さんをお迎えしました。実業団バレーボールチームで選手として活躍されたあと、アメリカでスポーツ医学を学び、現在はカリフォルニアをベースにアスリートをサポートする立場で指導・育成に取り組んでいらっしゃいます。さらに、自宅で手軽に体幹(コア)を強化できるよう、「コアヌードル」を使ったストレッチ法を開発されました。
実際にご指導いただきながら、体の歪みをリセットし、いつまでも美しさを保ち続ける秘訣を伺いたいと思います。

好評にお応えして10月5日・6日「コアヌードル」レッスン第二弾開催!
稲葉晃子さん(いなば あきこ)

1963年、兵庫県生まれ。
ユニチカのバレーボールチームでキャプテンを務め、ワールドカップに出場。引退後、渡米してスポーツ医学を学び、日本女子バレー選手の育成に従事する。米国公認アスレチックトレーナー資格を取得。コアヌードルを使った体幹強化のための運動法を提唱する。
現在はカリフォルニアでアスリート育成に注力している。

1. トレーナーの仕事は「健康案内人」

蟹瀬 稲葉さんは、若い頃、バレーボールの選手で実業団にいらっしゃったのですよね。何年ぐらい在籍されていたんですか?
稲葉 10年ぐらいです。毎日ボールばかり追いかけていました。私が選手の時代はとにかく練習量が多くて、膨大な練習量をこなせる人だけが残っていくような世界でした。毎年5人ぐらい新人が入ってくるのですが、残るのはほとんど1人。技術の問題以上に、故障やケガで脱落していく選手が圧倒的に多かった。
私がバレーボールを始めたのは高校からで、バレーのキャリアも長くありません。まわりには上手い選手もたくさんいたのに活躍できたのも、ケガが少なく丈夫だったからだと思います。
今の選手たちの選手寿命が延びているのは、練習だけでなく、ケガの予防や健康管理などのケアをしっかりやっているから。そういう意味でもケアは本当に大事だと思います。
蟹瀬 その後、アメリカに渡られて、スポーツ医学を学ばれ、今ではアメリカを中心にアスリートのトレーナーとして活躍なさっていますが、トレーナーの資格はどこで取られたのですか?
稲葉 カリフォルニア州立大学のフラトン校といって、ディズニーランドのすぐ近くにある大学で4年間学び、米国公認ATC(アスレチックトレーナー資格)を取りました。
蟹瀬 非常に難しい試験だそうですね。難関をくぐり抜けて、稲葉さんのような資格を持っている日本人はほかにもいらっしゃるんですか?
稲葉 たくさんいますが、アメリカのATCの方式を忠実にやっている人はほとんどいらっしゃらないと思います。というのも、ATCは本来、「健康の案内人」として、選手のケガや病気の応急処置をしたり、リハビリプログラムをつくったり、予防対策を提案したりするのが主な仕事ですが、日本では、試合の戦略から練習後のマッサージ、選手たちの母親、姉役までこなさなくてはなりません。つまり、トレーナーの位置づけが違うのです。
また、これは日本人の国民性かもしれませんが、与えられたトレーニングメニューや治療の意味を知ろうとしない選手が多いのに対して、アメリカでは「これは何のためにするのか」必ず聞いてきます。理由がわからなければNOなのです。しかし、自分が何を目的に治療を受けるのか、このトレーニングによってどこが強化されるのか、目的意識がはっきりしていれば、それだけ回復も早いんですね。
蟹瀬 それは何ごとにも共通して言えることですね。理屈を納得した上で、意識をしっかり傾けてメニューをこなす。そうすると体が応えてくれるのかもしれません。





2. 腰痛を治したいという思いで開発した「コアヌードル」
蟹瀬 「コアヌードル」はそういったスポーツ選手のための器具として開発されたのですか?
稲葉 いえ、もともとは自分の腰痛を何とかしようと思ったのがきっかけです。長年、腰痛に悩まされてきたのですが、9年ほど前にピラティスに出会って、そこで「コア(体幹)トレーニング」という言葉を知りました。体の深層部にある筋肉、そう言うと難しく感じてしまいますが、要はお腹の周りの筋肉を鍛えて体のバランスを取るというもので、やってみると、筋肉に今まで知らなかった刺激を感じて、腰痛もどんどん緩和されていったのです。
ところが、引っ越ししてレッスンに通えなくなった途端にまた腰痛が復活して。1年半も通っていたので、コーチも「大丈夫、あとは一人でできるわ」と言ってくれていたのですが、どうしても一人でやると体幹がうまく意識できなかったんですね。それからです。人の手を借りずに、誰でも簡単に体幹が意識できて、かつ安全にできるものをつくろうと真剣に考え始めました。
蟹瀬 開発は大変でしたか?
稲葉 アメリカでは、そのときすでにコアのトレーニング器具として、また、腰痛改善器具として 『フォームローラー(日本ではストレッチポール)』と呼ばれるものが普及していましたが、 その素材は硬く、専門家の指導が無ければかえって痛みを引き起こしやすい事を問題視していました。 そこで、何とかリラックスできる素材をということで、アメリカでプールで子どもが遊ぶ遊戯として使用 されている『プールヌードル』と呼ばれているものがはるかにクッション性が良く何かしら使えるのはと 思い、開発を始めました。
『プールヌードル』は、文字通りプールに浮かせて使うように設計されていて、 陸上で使うとすぐにつぶれてしまうんです。その原因は気泡の大きさだと わかり、気泡を細かく、耐久性をもたせ、仰向けになったときに専門家に指導を受けなくても 背骨をニュートラルポジション(自然なS字カーブ)にしてくれる理想の硬さにするのに約1年 かかりました。構想からは2年半。たかが2本のポール組み合わせただけのものなのですが。
蟹瀬 私も化粧品の開発に1年かかりましたよ。それこそ、スキンケアに関心が高くない人でも、簡単にきれいになってもらいたいという思いでした。自分が納得いくものをつくるには、やはりそれ相応の時間がかかるものだと思います。




3. 体幹を鍛えれば、姿勢もスタイルもアップする
蟹瀬 実際、コアヌードルは腰痛の方以外にどんな方におすすめなのでしょう?
稲葉 2~3カ月に1度、日本に戻ってきたときに「コアヌードル」を使った健康講座をやっているのですが、まず参加されたみなさんに「腰痛、肩こり、姿勢、ウエストスッキリ、今日は何にしましょうか?」とお聞きして、多数決でその日のメニューを決めています。というのも、基本は全部一緒。「コアヌードル」で体幹強化を覚えれば、腰痛も、肩こりも、姿勢も、ウエストスッキリも、すべてかなってしまうのです。
蟹瀬 その原理をぜひ知りたいですね。ポイントはどこにあるんですか?
稲葉 腰痛でも肩こりでも、人間は痛いところがあると、その部分を動かさないで守ろうとする「マッスルガードニング」という働きがあります。筋肉がコチコチに緊張して固まったような状態ですね。その働きがあるがゆえに、無理に動かそうとすると、またその筋肉が傷み、悪いループがずっと続いてしまうんです。
ということは、まず何をしなければいけないかというと、筋肉の緊張をゆるめて、リラックスさせてあげる必要があります。「コアヌードル」の最大の特長がまさにそれです。5~10分間、ただ仰向けで大の字になっているだけでストレッチ効果があり、固まってしまった肩、胸、背中、股関節の筋肉を「楽に」ゆっくり伸ばしてくれるのです。
蟹瀬 なるほど、「コアヌードル」にはマッサージのような効果があるのですね。現代のライフスタイルはどうしても座ったままの姿勢が多いですから、1日の終わりに「コアヌードル」の上に寝そべってコチコチになった体を伸ばしたら、疲れもほっとやわらぎそうです。
でも、それが姿勢やスタイルアップにどうつながるのですか?
稲葉 美しい姿勢の基準は、耳、肩、腰骨の出っ張った部分、くるぶしの4つの点がほぼ一直線上にあることです。ところが、蟹瀬さんがおっしゃったように座っている時間が長いと足の付け根が硬くなりやすく、そのまま立ちあがると足が十分伸びません。そうすると、上体が前かがみになって頭も下がってしまう。背中の曲がったおばあさんの予備軍みたいなラインになり、美しさを妨げてしまうのです。
当然、耳や肩がラインより前に出ていたら重い頭を支えている肩がこり、お腹がぽこっと前に出て、腰が反っていたら腰に負担がかかって腰痛になりやすくなります。
それを「コアヌードル」で調整していきます。「コアヌードル」は柔らかい素材なので不安定なのですが、不安定な上でストレッチやエクササイズすると、バランスを取ろうとして勝手に体幹が鍛えられます。すると、どんどん姿勢がよくなるのです。姿勢が美しくなればお腹も引っ込み、自然とウエストラインも引き締まります。それどころか、バストアップも可能になります。




4. 体と肌はつながっている

蟹瀬 それでわかりました。今日、稲葉さんが入っていらしたとき、腰からスーッときれいに歩いていらっしゃるなあと思ったんですが、日本の女性たちって、せっかくきれいなお洋服を着て、高いヒールをはいても、歩き方が前かがみでカクカクして、どうも美しくない。何がいけないのかというと、背中の筋肉がないんじゃなくて、お腹の周りの筋肉がないからなんですね。
稲葉 私も同じことを思っていました。東京にきたとき、カフェで半日ぐらい人間ウォッチングをすることがありますが、ほとんどの方が足から歩いているんです。本当にきれいな洋服を着てハイヒールをはいておられるけど、腰を使わないで足だけで歩いているから、お尻がなくなっている人が多い 。
蟹瀬 ああ、だからぺったんこなんですね。
稲葉 女性の筋肉の一番厚い部分であるお尻の筋肉がないということは、実はエネルギーを蓄えられないということでもあるんですね。だから、非常に疲れやすいといえます。
蟹瀬 もっとすごいことを聞いてしまいました(笑)。
しかし、どこか一カ所がゆがむと、そのストレスで別の部分もゆがんできますし、ゆがんだ姿勢のままで歩くとお腹の筋肉が使われずに、太っていないのに下腹部が出たり、腰痛になったりしてしまうものなんですね。すべてつながっている。
実は肌もつながっていて、よく「肌の質は食べたものや内蔵の健康状態によって決まる」といいますが、それだけでなく、体のどこかに痛いところがあると顔もゆがんでしまいます。そのゆがみがしわにつながることもある。体の歪みをリセットすることが肌にも大切だと、多くの人に言いたいですね。
私たちのお客様のなかにも、最近はスポーツに親しむ女性が多くて、レナジャポンとしても、素肌美を引き立たせながら走る、歩く、登る、打つ女性たちを応援しているのですが、今日のお話を伺って、そういう人たちにも「コアヌードル」が役に立つのではないかなと思いました。ぜひ今回の出会いをきっかけに、今後いいコラボレーションができればと願っています。
稲葉さんのお肌のコンディションは、私が引き受けますから(笑)。
稲葉 はい(笑)。こちらこそ、よろしくお願いします。





5. お腹が引っ込みバストが上がる、体幹トレーニング
蟹瀬 最後に、簡単なストレッチ&エクササイズを教えていただきたいと思います。

稲葉 はい。まずは、今の姿勢をチェックしておきましょう。

鳥羽さんは珍しく後ろに体重がかかっています。耳と肩の位置はまっすぐなのですが、少しお尻が下がって腰が反っているのが気になりますね。このままだと腰に負担がかかって腰痛になる可能性があります。

「コアヌードル」の上に仰向けになって、最初に確認していただきたいのは、反り具合です。
モデル:レナジャポンスタッフ 鳥羽智子
まずは姿勢のチェック!後ろに体重がかかり、腰が反っているのでこのままだと腰に負担がかかって腰痛になる可能性が。
今は背中と「コアヌードル」の間にけっこう隙間がありますよね。反りがあるということは、腰が前に出て、硬くなっているということ。


結構隙間がありますね、という診断が!これがストレッチでどう改善するのでしょうか?

横から見ると、たしかに腰が反っています。
ちょっとお腹を少し押してみると、背中がコアヌードルにくっついて、腰が平らになるのがわかると思います。


隙間がなくなりました。
これが実は、立ったときの理想の姿勢(ニュートラルポジション)です。この姿勢を目標に、骨盤を調整していきましょう。


   
稲葉 これで立っていただくと、かなりいい姿勢になっているはずですよ。立つときの注意点は、足の真ん中、土ふまずに体重をかけるようにすることです。足の中心に体重をかけることで、ラインがよりぶれにくくなります。
赤い点がほぼ一直線上に揃いました!
いつものまっすぐ立っている感覚と、
かなり違っていたので驚きました!
   
蟹瀬 こうやって見ると、いい姿勢というのは背中を反ることではなく、お腹の筋肉をしめて、引き上げることだとよくわかりますね。そうすると、バストもきれいに上を向く。しかも、動きが激しくないので、本当に誰にでもトライできそうです。
稲葉さん、本日はどうもありがとうございました。

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